高速バスを利用する際、移動時間はシートに座って過ごします。到着まで終始睡眠に充てたり読書をするなどで自分なりの時間を過ごします。一方、長時間移動に伴って、心身に掛かる負担が大きくなると快適な時間を過ごしにくくなるでしょう。
3列シートなら、予約時に窓側や通路側など指定が可能です。概ね横2席と1席が独立した配置となっています。車両設備は、縦は10列でありシートピッチは960mmとなっています。なお、新幹線の普通車で、シートピッチは1,040mmです。トイレが最後部にある車両なら、9列となります。足元がゆったりとして、リクライニング角度が140度です。左右に肘掛けがあれば、ゆったりと過ごせて睡眠をしても身体の負担が軽くなります。また、座席間隔があいていると、たとえ知らない人が隣に乗車をしても、気にしなくて済みます。
4列シートの良し悪しについて
観光ツアーで使用する高速バスの車両は、概ね4列シートのものを使用しています。シート幅は、440mmで11列のシートピッチは885mm、12列で810mmとなります。リクライニングは135度です。
12列になれば体格が良い男性の場合は、狭く感じてしまうでしょう。事前の座席指定ができないケースもあり、長距離となれば負担が大きくなってしまいます。隣同士に座る際、身体の大きな男性同士ならば接触は避けることが難しいです。
なお、費用は3列と比較した場合、抑え目の設定となっています。予約をする前に快適な車内空間で過ごすにあたり、値段以外に可能な範囲で情報収集をして、乗車する際のシュミレーションをしておきましょう。
上手な座席選びは必要不可欠
近年では、高速バスの座席はスタンダードなタイプだけではありません。
電動式タイプの座席なら、リクライニングをする際指先一つで完了します。背もたれや足元、肘の3か所を自由自在に調整が可能です。バックジェルの機能があれば、後方にいる乗客を気にすることなく、ゆったりと使用ができます。低反発機能であれば、体重による圧力を分散してもらえるので、身体への負担が抑えられます。前後の座席の幅を広く取っているタイプの高速バスなら、足元をゆったりと伸ばせる心地良さを得られます。
その他として、大型モニターがあれば、映画やアニメの視聴でも楽しめます。高速バスの機能も充実しているので、長時間移動における自分にあった楽しみ方を見つけましょう。